home > 特集

MILANO -vol.1-

ミラノのARTE GIAPPONEにて塾長である吉永マサユキの写真展が開催されました。塾長と同行したミラノの様子をレポートします。(文:影山・田島麻衣子 / 写真:田島麻衣子)


Gothic & Lolita レポート

イタリア到着後、すぐにART GLAPPONEのギャラリスト中田氏と合流。今回の展示会場に向かった。
私達が到着する前の冴えない天気とは裏腹に到着時はイタリアらしいとても陽気な快晴に見舞われた。

今回の展示会場のART GLAPPONEの会場は光が差し込み、とても開放的なギャラリーで、この会場の中でどう「Gotic&Lolita」が展示されるかとても楽しみである。
過去にもresistの特集、「NY!」で「Gotic&Lolita」を拝見させて頂いたが、今回はまたひと味違う展示になっており、展示は全部で16点。12枚を磁石を使って、4枚をクリアな額に入れて柱の四面に展示するという構成だった。
磁石で留めるというのは、壁に画鋲を刺してその上に強力な小さな磁石で写真を挟むというもの。写真に傷も付かず、シンプルな構造である。
シンプルで空間を駆使したインスタレーションが面白く、それが開放的なギャラリーととても合っていて非常に勉強になった。また写真集は何度も見ていた作品だったが「Gothic&Lolita」の展示は初めてなので今回イタリアで初めて作品にお目にかかり、前から見ていた作品が今目の前にあるという感動に見舞われた。開放的な空間で迫力あるプリントを眺めていると被写体を更に対に感じることが出来て本当にこの会場でこの展示に今回来れたことを幸福に感じた。




「Gothic&Lolita」のオープニングの後、塾長の友人マークサンダース氏が、偶然イタリアで開催されていたチャップマンブラザーズのオープニングとアフターパーティに誘って下さり、参加させてもらった。
チャップマンブラザーズはディノス・チャップマンとジェイク・チャップマンの2人組のアーティストで戦争をモチーフにしたり、暴力・死・性といったテーマでグロテスクで過激な作風で知られているイギリスでも注目の作家である。
アフターパーティは倉庫のような場所で行われ、音楽を大音量で流しフロアはダンスフロアと化していてクラブといった雰囲気。
塾長は終始楽しそうにマークサンダース氏とチャップマンブラザーズと話していた。
食べ物もジェラートコーナーや生ハム、チーズ等がありイタリアらしさを感じてとても楽しかった。(vol.2に続く


謝辞今回このような機会を頂けた吉永塾長に感謝を申し上げるとともに、中田様、若狭様、マークサンダース様、誌面を借りて改めてお礼申し上げます。
イタリアでの日々はとても充実し、これからももっと写真に精進していこうと思います。この度は本当にありがとうございました。

更新日:2010年7月11日